ドライブレコーダー正しく取り付けていますか?真の目撃者を正しく機能させるコツ

 

 

近年、事故やあおり運転の記録や証拠としてドライブレコーダーを装着する方が増えてきました。しかし、ドライブレコーダーはどれでも同じというわけではなく、製品によって記録が不十分になったり、万が一の撮影ができていないなど不具合も発生します。

 

最近は安いドライブレコーダーも多数存在し、性能の違いがよくわからないという方も多いでしょう。ここでは、ドライブレコーダーの正しい選び方についてお伝えします。

 

ドライブレコーダーは、カー用品店だけでなくECサイトでも多数販売されており、どれを購入すればよいか悩むものです。さらに大陸製のドライブレコーダーは、価格も安く国産品と見た目も変わらない商品もあり、見た目が同じなら安い商品で済ませようと思うかもしれません。

 

しかしドライブレコーダーは、真実を記録する商品であり、万が一の時の証拠として利用するのが目的です。つまり、記録された映像が鮮明でなかった場合、どんなに記録していても証拠になりえないこともあります。

 

 

そこで、ドライブレコーダーを選ぶときは機能の充実度も重要ですが、記録映像の鮮明な商品を選びましょう。

 

それにはカメラの性能が非常に重要で、安い大陸製などは、明るいとよく映るのですが暗くなると対向車のヘッドライトなどほかの明かりが強く映り、いわゆる白飛びという現象が発生します。

 

事故というのは、昼間より夜間に発生する件数が多いので、夜間の映像がしっかり記録できるドライブレコーダーでなければ意味がありません。

 

白飛びは、映像の適正露出を超えてしまうため、明るくなりすぎて白くなる現象です。これは対向車のヘッドライトなどが明るすぎるため、ドライブレコーダーが追い付けず白飛びが起きてしまいます。

 

そこで、夜間に強いドライブレコーダーがおすすめですが、それには以下の3つポイントを押さえるとよいでしょう。

 

  • ・解像度
  • ・露出補正
  • ・画角

 

  • 解像度

解像度という言葉は聞いた事がある方も多いでしょう。テレビやスマホにも解像度の記載がありますが、これは表示される画像の画素の密度を表しています。

 

画面上に表示させるには、画素の密度が多ければ細かい部分まで描写されますから、できるだけ解像度が高い商品が細かく映せるのでよいといえます。

 

ただし、解像度が高いだけでは夜間の映像がキレイに映せません。

 

例えば、スマホも解像度が高くても、夜間撮影にはナイトモードにしなければキレイに映せません。また、ホワイトバランスやIOS感度の調整もあるので、それらを駆使してスマホで夜間撮影するはずです。

 

これと同じように、補正は必要ですが、根本的な解像度が高くなければどんなに補正されても細かい部分まで鮮明に録画できないことを覚えておきましょう。

 

解像度が高くなるとSDカードの容量を食うので、容量の大きめなSDカードが必要となります。

 

 

  • 露出補正

露出とは、カメラが取り込む光の量のことで、その光の量を補正することを露出補正といいます。一般にプラス側に調整すると画像全体が明るくなり、マイナス側に補正すると暗くなりますが、この一連の動作をドライブレコーダーが自分で行います。

 

 

ドライブレコーダーには、露出を教えてくれる露出計が搭載されており、自動で露出調整ができる仕組みですが、大陸製のドライブレコーダーは、性能があまりよくなく、精度も悪いので露出補正がうまく機能しません。

 

そこでドライブレコーダーで適正な露出補正ができる商品は、暗所でもきれいな画像が撮れるSTARVIS機能が付いた商品です。この機能は、国産品にはほぼすべて搭載されているので安心です。

 

  • 画角

画角とはなんだかわからない方も多いでしょう。それはカメラがどのくらいの範囲を映せるのかといったことです。画角が広いと広範囲の情報が得られるので有利に感じますが、実は広すぎると露出補正がうまくいかず、夜間の撮影で不利になることもあります。

 

 

例えば、広い画角の商品の場合、夕暮れ時は空の明るい部分と暗い部分の補正がうまくできません。どうしても明るい空に露出が合ってしまうので、全体が暗っぽくなってしまう欠点があります。

 

夜間走行が多い場合は、画角はほどほどにしておいた方が白飛び防止になります。

 

このように、白飛びだけでも多くの注意点があり、これらを全てクリアできるのは大陸製の商品では難しいといえます。さらに、大陸製の安い商品は、ノイズが入ったり、走行中に振動で画像が歪むといった症状も出る場合もあります。

 

ドライブレコーダーは、国産品になると数万円する商品がほとんどなので、購入に二の足を踏んでしまうのもわかります。そこに大陸製の安い商品があれば、どうしてもそちらに流れてしまう気持ちになってしまうでしょう。

 

しかし、安い商品では真実の目撃者にはなりません。一旦事故に巻き込まれると、数万円の損害で済むことはごくまれであり、数十万円の損害になることは普通です。

 

それを考えれば、数万円で自分に有利になる画像を残せるドライブレコーダーは強い味方になるはずです。