雨の季節がやってきた!カーコーティングの選び方と注意点

今年も鬱陶しい梅雨の時期がやってきました。雨が降るとクルマの洗車もままならなくなり、憂鬱な時を過ごす時期感が増えてきます。しかし、雨が多いからと言って洗車をやらないのはクルマにとって良くありません。

 

とはいうものの、洗ってワックスをかけてもすぐに汚れてしまいます。そこで最近注目されているコーティングは本当に良い商品なのか?を考えてみたいと思います。

 

 

洗車はクルマをキレイに保つために必ず行うメンテナンスです。方法は手洗い洗車と洗車機に入れる方法の2つに分けられますが、最近はどちらの方法もコーティングが選択できるようになっています。

 

コーティングは、数多く販売されているので何を選べばよいのか、そして何を基準にすればよいか悩むことでしょう。しかし、洗車というのは洗車する人が良いと思った方法が一番なので、人それぞれの好みでコーティングを選ぶとよいでしょう。

 

 

まず、コーティングを選ぶときに考慮する点は、コーティングの種類、コーティングの耐久性、コーティングの費用、コーティングの施工方法、コーティングの信頼性の5つです。

 

・コーティングの種類について

 

コーティングの種類は現在、ガラスコーティング、ポリマーコーティング、フッ素コーティング、ガラス系コーティングの4種類に大きく分けられ、それぞれのコーティングの中にさらにメーカーごとで特徴を持たせたコーティング剤が用意されています。

 

それぞれ耐久性に違いがあるほか、同じ種類のコーティングでも価格にも差があります。高額だと耐久性が高いかと言えばそうでもなく、安くても耐久性がある商品も存在します。見分けるには商品レビューを参考にするほかありません。

 

また、業者で施工するコーティングは高額な施工料金がかかりますが、それなりのクオリティーと耐久性、そしてアフターフォローが受けられるので、高いなりの満足度は得られるでしょう。

 

一方安価でもプロのような施工ができる商品もあり、さらにプロの仕上がりが誰でも簡単にできるガラスコーティングも登場しています。

 

・コーティングの耐久性と施工方法

 

 

コーティングの耐久性は、1年から5年程度と言われており、一番耐久性があるのがガラスコーティングです。ガラスコーティングにも種類があり、プロが施工するコーティングと市販品とで違いがある場合が多いですが、その秘密は施工方法にあります。

 

プロが施工する施工方法は、専用の道具が仕上がりに大きく影響しますが、それよりも道具を使う技術力の高さが施工方法に大きく影響します。

 

つまり、プロが使う道具を一般素人がいきなり使用しても、プロのような仕上がりにはならないと思ったほうが良いでしょう。

 

プロは、施工の対価として高い施工料金を徴収しているので、非常に細かい部分まで気を配りながら施工するため、一般素人とは異なる仕上がりになります。

 

しかし、自分のクルマに施工する場合は、自分で妥協点を作り良いと思った所まで施工できるので、仕上がりに納得できる場合がほとんどでしょう。もちろん比べれば施工の違いはありますが満足度は自分で施工しても高いはずです。

 

・コーティングの信頼性

 

ここが一番重要なポイントでしょう。プロに任せるなら施工実績や補償期間、そしてアフターフォローが充実しているか確認しましょう。特にアフターフォローは別料金を設定している業者もあるので、内容確認は重要です。

 

市販品のコーティング剤の信頼性は、販売しているメーカーの信頼度を確認します。商品レビューなどを参考にするほか、メーカーが出している成分も確認したほうが良いでしょう。

 

 

またコーティングには、撥水タイプ、親水タイプ、疎水タイプの3タイプに分けられます。撥水タイプのコーティングは、水がコロコロと転がるように落ちるので、非常に気持ちが良い撥水性能として昔から好まれる性能です。

 

しかし、水ジミが付着しやすい難点があります。

 

親水タイプは、水が弾かないので見た目がコーティングしているように感じませんが、塗装になじむことなく雨が降ると水が流れ落ちるのが特徴で水ジミが付きにくい特性があります。

 

疎水タイプは、撥水と親水の中間的な存在で、撥水性能は撥水タイプより劣りますが塗装面になじまないので水ジミが付きにくい特徴があります。

 

このように、コーティングには水弾き性能にも種類があるので、好みで選ぶとよいでしょう。また最近は、撥水タイプでも水ジミの付着を抑える効果があるコーティング剤も多数出ているので、商品説明を読みながら自分になった商品を探すとよいでしょう。

 

コーティングは塗装表面を保護する役目があるので、今の塗装状態をそのままコーティングします。つまり、小傷や汚れがあると、そのままコーティングするのでキレイに施工するには下地処理が施工のポイントになることも覚えておきましょう。

 

もちろんコーティングには値段も千差万別です。自分のクルマの使用用途や予算に応じて最適なコーティングを選ぶようにすることです。